• Ichiyoh Nakazawa

北島健二師匠のお手伝いですること〜Fence Of Defense 初ローディー〜

最終更新: 3月7日

2月中旬の一週間は北島師匠と共に過ごさせて頂きました。

そう、師のバンドFence Of Defense(以下FOD)のライブとそれに向けてのリハお手伝いです❗️



シャレオツな赤レンガ倉庫にあるライブハウス

●他現場とFOD現場の違い●

遂に念願のFOD現場、

今まで数多くの現場をお手伝いさせて頂きましたが、なんと今回は今までに無かった仕事が待っていました。


それは『本番中のギターチェンジ』

いつもはエレキの竿が2本ほど。それも師匠ご自身が変えるのがほとんどでした。


しかし!

今回竿(ギターのことを業界では”竿”って呼びます)が4本あり、

MCを挟まず頻繁にチェンジする場面がありました。

”アコギとエレキは使用機材がそれぞれ異なるので、互いのケーブルが被らないように”だとか、”ギターを渡す際に自分が持つ手の位置”とか、

実は細かいけど大事なことが沢山。

そして、曲ごとにチューニングが違うので、”渡すギターを間違えるとアウト!”

本番中の集中力が必要になるので、これも良い経験でした!



合計4本!圧巻のヤマハ率!

↑↑今回キーボードでサポートされていた潮崎裕己さんの公式Instagramより画像を拝借致しました。https://www.instagram.com/hiromi_shiosaki/

※潮崎さんの圧巻の演奏や、ハイセンスな音色選び等沢山勉強になりました!ありがとうございました!

氏の公式HP→『http://hiromishiosaki.com




★いい機会なので、普段の師匠お手伝い時の僕の仕事をまとめます★

■入り時間に現場直集合。使用機材を運搬。

※この時竿が何本か、箱が何本かを確認!これをすることで、撤収時の片付け忘れを防げます。


■ステージや立ち位置を確認。機材をセッティング、音がちゃんと出るかをチェック。

※朝の師匠との挨拶時に、今日何のギターを使用するか、機材で何を使うか、念の為の確認をしておきます。


■ギターの弦変え。

※変えるギターと変えないギターがあるので、それも確認。曲によっては弦のゲージが変わるのでそれも念入りに確認します。


■リハ中、出音がアンプから出ている音と同じ感触かの確認

耳が一番鍛えられる瞬間です。ライブではアンプから出ている音をマイクで広い、最終的には楽器すべての音がまとまってステージ脇にあるデカいスピーカーから爆音となってお客に届きます(これを出音と呼ぶ)。

その際、アンプからはまろやかな音なのに、出音が”キンキン”な硬い音だと、演奏者の意思に反しています。

ここは難しい所で、出音をまとめるPAさんが”アンプの音をこうしないとギターが聞こえなくなる”という意思のもと、そういう音に調整した可能性もあるので、師匠に率直な意見を言いながら、師匠がPAさんと相談しながら出音の調整をしていきます。

(アンプとマイクの種類・距離・角度で音って簡単に変わります。超コアw)


そう…

お客に届けられる”北島健二の音”の良し悪しを僕が判断させて頂いているのですwww

この責任の重さのおかげか、耳が今までよりも格段に敏感になりました

本っ当に良い経験をさせてもらってます。。。


■リハ中に何か不具合があれば対処。

※ギターのケーブルが邪魔してたら養生テープで止めたり、、だとか。


■本番前のチューニング、音が出るかの確認。本番のトラブル対処。

※ライブに行くと見ますよね。ライブ前の音出しチェック。まさかこれをさせて頂く日が来るとは。人生何が起こるかわかりません(笑)。

毎回感じることですが、

リハで余程の事が無い限り音は出ます。

でも、本番1曲目の出だしってどの現場でも超緊張するんです。。

「音出るの確認したよな…いいはず…頼む!鳴ってくれ!」

という気分でいつも本番が始まります。

幸いなことに、本番中のトラブルはまだ出会ってないです。


■ライブ終わり〜撤収。

※お客がほぼ帰った頃を見計らって機材の撤収です。ギターも拭いて、機材も元あった所にしまい、、普通のことなんですが、どれもが高級機材。気を抜かずにやる次第ですw。

忘れ物や機材の仕舞い忘れが無いことを確認し、師匠に終わりの挨拶をし無事終了。



★あくまでもこれは”僕が任せられてる仕事”であり、世のアーティストのローディの方は膨大な仕事をされてます。北島師匠のローディには僕より上の先輩もいらっしゃり、作業を分担することもあります。誤解の無きよう(笑)



指示はありませんでしたが、そりゃFODシャツ着ちゃいますよねぇ笑



●音楽をお客に届けられる品質とは?●

今回のお手伝いで特に学びになったのは、

リハでの音楽の品質をどう高めるかの作業を見れたことです。


ざっくり言うと

『リズム』と『コード(音)』についてなのですが、(勿論他にもあるけど)

それぞれに関して、物凄く細かいレベルで修正されているのです。


★リズムに関しては、

リズム(もっと言うと”その曲で表現したいノリ”)をバンド全体で表現することを目標に

練習する訳ですが、

例えば「ジャージャッ!」というキメを合わせるのは勿論のこと、

凄く微妙〜なノリの違いを、”何の楽器が問題の原因になっているのか?””どうすれば問題解決できるか?”を、全員がアレンジャー目線で非常に細かく考えていました。

※その際、問題を投げかける言葉遣いも学びになりました!ただ文句ばかり言ってちゃ意欲が下がっちゃいますもんね。


★コード(音)に関しては、

曲の○○という場面で相応しくない音を取り除いたり、違う音に変える作業です。

例えば、ある場面で”ファ”の音が、雰囲気を暗くさせてたり、明るくさせてたり、

そういうことって実はよくあります。

特に師匠達は耳が敏感!!

「その音おかしいのでは?」、「その音は無いほうがアンサンブルに馴染むよ。」

と、非っっ常に細かい部分を微調整されてました。

※実際にbefore afterを聴くことが出来ましたが、明らかにafterが正しいと認識できました!


リハの最中に師匠が「お客様にお届けする品質」という言葉を仰っており、

勿論何事においても”妥協点”というのは必要なのですが、師匠達のレベルになると

妥協点の最低ラインがここまで高いのかと驚きました…


そうして出来上がった音こそが、時代をつくっていく、、

と勉強になりました。



↓↓FODが今月発売されたNEW ALBUM『Primitive New Essence』!

http://www.110107.com/s/oto/page/fence_of_defense?ima=0339


とても良い作品でした!飽きずに聞けます!



●いざ本番!●

ニューアルバムからの曲や、過去の有名曲等、名曲のオンパレード!

特に印象に残っているのはアンコールに演奏された曲。

イントロだけでお客の盛り上がりが最高潮に達した時は、

僕もステージ脇にいながら鳥肌が立ちました!


無事ギターチェンジも間違えず、トラブルも起きずで良かった。。。


終演後、お客さんからも僕にお声をかけて頂けて嬉しかったです😊


↑↑同じく、潮崎さん公式Twitterより拝借致しました。オーラが画面越しから伝わってきます。『https://twitter.com/shiosaki324



●どの現場でも忘れられない光景●

それはお客、皆さんの笑顔です

その時間は日常の何もかもを忘れて、”生の音楽”に身体を揺らして、五感で感じる。

泣き、笑い、手を叩き、共に歌い、、

そこには沢山の感動があり、それを皆で共有しているという最大級の愛があります。


そんな光景を見ると、

僕もこういう笑顔の花々を沢山咲かせたいなと思います。

ベタですけど改めて、音楽って素晴らしいなと純粋に感じれる光景です。





●2年前のライブから●

FODが結成30周年の年、

僕は初めてFODのLIVEを拝見しました。

学生時代から好きだった曲、サウンド、そのどれもが思い入れある音楽だっただけに、

あの圧巻のステージを観れたのも、昨日のことのように思い出します。


それから2年後、

師匠のギターチェンジをまさか僕がさせて頂けるとは…、師匠の愛に改めて感謝です。。


ブログの通り、

リハも本番も全てが貴重な生の音楽現場、

この経験を基に、これからも頑張ります❗️



渋谷のWWWXでされた時の記念写真。僕は髪型迷走期なのが笑えますw

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